肌寒かった4月も終わり、温かい気候に恵まれたゴールデンウイークを楽しんだ新入生も、だんだんと緊張がほぐれてきました。
さて、この時期は毎年恒例の田植えの時期です。
田植えといってもみんなでもちよったペットボトルに植えるタイプの田植えです。
まずは、上部をきったペットボトルにスコップで土をつめていきます。
最初は片手にペットボトル、片手にスコップをもって土をいれるも、だんだんと重さに耐えらえず、「重い~」と地面に置き満杯まで入れていきます。
いつも砂場で触る土とはまた違う土の感触に興味をそそられるようです。
次はひたひたになるまで、水をいれていきます。最初はすぐいっぱいになるかと見せかけて、水を土がどんどん吸収してまた水をいれなくてはなりません。
「水入れた~次は~」
「よく見て、もう水ないよ」
「ほんとだー」
「溢れるくらいいれてね」
最後に苗を植えるんですが、根っこの部分をもって土の中に植えるのが難しいようで、なかなかまっすぐ立ちません。
どろどろになった土の中に指を入れるのに抵抗があるようでしたが、いざぐーっといれてみると、
「ぶにぶにする」
「やわらかーい」
と初めての感覚に笑顔になります。
下前クラブは日当たりがあまりよくないので、一度新曽クラブにもっていき、秋に実ったら下前に戻ってきます。
自分で植えた稲が食べられるお米になるまで、長い時間がかかりますが、次に会うまでのお楽しみです。