”コースター”という言葉さえ、子ども達にはあまりなじみがないかもしれません。それを自分たちで作るなんて……!
でも、完成したものは、個性あふれる素晴らしいものばかりでした。
まずは土台となる枠を丸と四角のいずれかから選びます。
その後、仮置きのものにまずどんなデザインにするか考えながら、たくさんの種類のタイルの中から選び取って置いておきます。
本番の土台には両面テープがついていて、一度タイルをくっつけるとなかなか直すことが難しくなります。慎重な作業が求められる中、子どもたちの発想力が試されるポイントでもあります。みんな和気あいあいと、でも真剣に取り組んでいました。
タイルを置き終わったら、「目地」と呼ばれるセメントのようなものをタイルの隙間に塗り込んでいく作業をしていきます。地元のタイル屋さんの指導の下、「こて」と呼ばれる道具を使って塗っていきます。
初めて触る「目地」の泥のような感覚と「こて」の使い方に苦戦しながらも、いいものを作ろうと真剣そのものです。
この後、スポンジに水を含ませて、余分な「目地」を取り除きます。この工程は難しいので職人さんにやってもらいました。
みんな色んなアイデアや試行錯誤が見られてとても興味深かったです。
一つピックアップして。
一見ハートの並んだ女の子っぽいデザインですが、よく見るとザリガニをデザインしています。
この柔軟な発想に一本取られました!
他にもドット絵を作ってみたり、大小の丸を組み合わせてミッキーを作ってみたり……。
上級生になるほど、凝ったデザインや整った配置ができるようになったりしますが、このやわらかい脳を持ったまま、いろんなことに活かしてほしいなと思いました。