― 2日目 ―
昨晩の雨もなんのその。
すっきりと晴れた気持ちの良い2日目の朝を迎えました。
起床時刻は6時でしたが、ワクワク感からか
みんなそれよりも早い目覚めでした。
さて、朝の澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みながら、
ラジオ体操で1日がスタートします!
身体をたっぷり動かして頭もすっきりしてきたところで、
朝ごはんに向かいます。
2日目ともなれば食事の配膳当番ではなくても、
進んで準備をしようとする子が増えてきました。
「自分たちのことは自分たちでする」
キャンプを通して育んでいきたい大切な気持ちです。
今日のメインイベントは何と言ってもハイキング!
天気も良く、絶好のハイキング日和!
たくさん食べて体力気力をチャージします!!
また、YMCAさんからお昼のお弁当を受け取り、
道中用の飴チョコのおやつも山分けしました。
さあ、鍋割山(なべわりやま)を攻略すべく、いざ出発!!
出発してはじめこそ舗装された道でしたが、
だんだんと坂も険しくなり、すぐに山道へ。
一歩足を踏み出すたびに汗がじわりと滲んできて、
いつの間にか汗拭きタオルはぐっしょり、
濡れた髪で七三分け(笑)できるほどに体が火照ってきました。
それでも子どもたちは弱音を吐かずに懸命に歩き続けます!
普段ケンカも多い少なくない友だち同士で
「頑張ろうな!」
と励まし合う姿が見られたり、
初日の電車の中で何度も
「あと何分で着くの~?」と繰り返していた1年生も、
YMCAのリーダーにぴったりとくっついて必死に先頭を歩いている様子からは、
このキャンプでの大きな成長を感じました。
さて、出発から実に2.5kmの道のりを経て、
ようやく中間地点に到着です!
近くに冷たくておいしい湧き水があり、
とうに空っぽになっていた水筒を補充しに向かいます。
下り道ということもあり、心なしか気持ちも足取りも軽いのです♪
水だ!!命の水!!
生き返る~ε= (´▽`;)
嬉しくって、つい
「ヤッホ~っ!」と叫んじゃう大会が始まったり(笑)
休憩後もハイキングチームごとに、
正午を目安に登れるところまで登ります!
あたりは雲の中!
不思議な高揚感を覚えながら、昼食に。
「たくさん疲れた後のお弁当だからおいしいんだよ!」
お腹も心もいっぱいに満たしたら、
さあキャンプ場に戻るぞ~!
「どこでもドア」でもあればいいのだけれど、
ハイキングの楽しみは自分の足で帰ること!
来た道をたどっていきます。
急な坂道、走る気持ちを抑えながら、
それでもリズミカルに!
途中で疲れて寝ちゃった図↓
熊におそわれてもこれなら大丈夫だね…?
帰り道に振り返ると、さっきまで登っていた山が見えたよ!
9時に出発して、キャンプ場に戻ったのは14時ごろ。
もう足が棒になっちゃったよ~。
続々と帰ってくる仲間たちを待ちながら、
メインホールで思い思いのひとときを過ごします。
夕食後のデザートは、特別メニュー!!
その名もメントスサイダー!!
キンキンに冷えたサイダーにメントスを落とすと、
泡を立てて勢いよくサイダーが噴き出します。
気分はまるでYouTuber!?
フルーツポンチにしていただきます!
赤城の山にも日が落ちました。
2日目の最後を飾るのは、キャンプファイヤー。
今年も火の精がやって来て、班長たちに火を授けます。
希望の火…
勇気の火…
友情の火…
自由の火…
感謝の火…
ヘッドライトの灯を消すと、
そこはキャンプファイヤーの火だけに照らされた世界。
厳かな雰囲気にのまれながら、井桁に燃え移った炎を見つめます。
さあ、ここからはキャンプファイヤーの醍醐味、レクタイム♪
みんなで踊るジェンガ、前後左右ステップを踏みながら進みます。
足をふんじゃったり、もつれたり、もう笑いが絶えません。
命令ゲーム、「命令」の号令がついているときだけ指示に従います。
「命令!右手上げて!」
単純なんだけど、ひっかかる人続出!
一通りゲームを楽しんだ後、
「終わります」と言っても終わらないのがこのゲームの難しいところ。
「命令!命令ゲーム終わります!!」笑
最後は爆弾ゲーム!
3つの爆弾ボールが自分のところで止まらないように回します。
そして都合よく(笑)高学年のところで止まるBGM。
爆弾を持っていた人は、所属クラブや将来の夢などを語ります。
罰ゲームのはずだけど大盛り上がり!
自分から語りたいと手を上げる子もいました。
キャンプ場で過ごす夜も早いもので今夜が最後…。
キャンプファイヤー後も、
星空を見に行ったり、
宴会芸のようなどんちゃん騒ぎを楽しんだり…
冷めやまない興奮を胸に、2日目の夜も静かに過ぎていきます。